2010年6月12日土曜日

漢方de元気!Vol.7

=漢方の言葉= その6

五臓の特徴

「五行説」を身体に応用したのが、「五臓」の考え方です。「五臓」は「肝」「心」「脾」
「肺」「腎」という五つの機能系に分けられます。そして「五臓」のそれぞれが、
木 = 肝、火 = 心、土 = 脾、金 = 肺、水 = 腎という対応関係のうえに
成り立っています。 このように五つの臓は、 「五行説」の「木・火・土・金・水」の
特性を備え、相生関係、 相克関係を保ちながら、お互いのバランスを保っています。

「五臓」を知るうえで一つ注意をしたいのは、たとえば「肝」や「心」は、西洋医学でいう
「肝臓」や 「心臓」を、そのまま表した言葉ではないということです。
「肝」には肝臓、 「心」には心臓といった内臓が含まれますが、漢方の「五臓」は
そのような内臓だけを 表すのではなく、そのほかの全身の働きを含めたより
広いとらえ方なのです。

肝(木) 主に「肝臓」の働きと関係があり、血液を貯蔵し、血量を調整します。
また、五臓全体の働きがスムーズに行われるようコントロールします。
自律神経と関係が深く、ストレスの影響を受けやすいという特徴があります。

心(火) 主に「心臓」の働きと関係があり、血液を循環させます。
また生命活動を維持する働きを持っています。
心=「神」ともいわれ、精神活動とも関わりがあります。

脾(土) 西洋医学でいう「脾臓」とは異なり、消化器系、代謝系などを含む働きを
持っています。 特に食べ物を消化し、栄養を吸収します。ここで体内に
取り入れられた栄養分は、 カラダを形成している「気」(カラダを正常に動かす
生命エネルギー)・ 「血」(血液の働き)・ 「水」(血液以外の組織液・体液)の
原料となります。

肺(金) 呼吸器系・消化器系(大腸)・免疫系を含む働きで、西洋医学でいう
「肺」の働きと 関係があるのが特徴です。全身に「気」を巡らせ、不要な気を排出
するなど、 「気」の働きをコントロールします。水分代謝や皮膚とも深い関わりが
あります。

腎(水) 成長・発育・生殖に関する働きがあります。生命力の源でもあり、
生きるために 必要な精気を貯蔵しています。西洋医学でいう「腎臓」の働きと
関係があり、 余分な水分を 排泄します。

~。~。簡単薬膳レシピ。~。~
*****白は気分を落ち着かせる色*****
いかと長いもこしょう炒め(長いもは皮付きのままでもOK!)
材料(二人分)
いか・・・・・・・・・・・・・・・・・1ぱい分(もんごういかがお勧め)
長いも・・・・・・・・・・・・・・・7cm
紹興酒又は、日本酒・・・大さじ11/2
鶏がらスープ(顆粒)・・・小さじ11/2
粗びき黒こしょう・・・・・・小さじ1/3
ごま油・・・・・・・・・・・・・・大さじ1
作り方
① いかは水気を拭き取り、幅が広めの短冊切りにする。
長いもは皮をよく洗い、皮付きのままいかと同じ大きさに切る。
② フライパンにごま油を入れて中火で熱し、いかをさっと炒める。
紹興酒をふり、長いもも加えて炒め合わせる。
③ スープの素を加え、長いもの表面が半透明になるまで炒め、
こしょうで味をととのえる。
漢方de元気!Vol.7最後まで、お読み頂き有難うございました。

次回発信は、6月19日(土)です。