2010年8月28日土曜日

漢方de元気!Vol.17

体に溜まっているのは何?

下記で体質チェックをしてみてください。
チェックの多かったところが当てはまる体質です。

*お腹が張る
*肩や背中がこりやすい
*便秘
*胸が詰まることがある
*体重の増減が激しい
*むくみが起こりやすく、朝と夕方の体重が違う
*拒食、過食に陥りやすい
*食事が不規則になりやすい
*生理周期は不順
*生理前にむくみがひどい
*ストレスが多い
*生活が不規則になりがち
*忙しさや気分に波がある
*思い込みが激しい
*お酒やたばこ、コーヒーがすき

あなたは気滞です。

*顔色が悪い
*肌荒れしやすい
*イライラしやすい
*熟睡しづらい
*冷えやのぼせがある
*手足がしびれやすい
*爪がわれやすい
*こむらがえりをよくする
*生理痛が強い
*月経量が多く、レバー状のかたまりがある
*冷房の冷えに弱い
*お腹や下半身が冷えやすい
*青あざや傷跡になりやすい
*肌のくすみ、シミ、そばかすが気になる
*頭痛、肩こりがある

あなたはお血です。


*汗っかき
*足や顔がむくむ
*面倒くさがり屋
*頭が重くなる
*トイレが近い
*下痢、軟便気味
*体が重い
*ムカムカする
*下半身太りで、上半身はやせ気味
*食欲があまりない(特に朝)
*生理が来ると下痢しやすい
*疲れやすく、体力がない
*風邪をひきやすい
*運動は苦手
*肌にしわやたるみができやすい

あなたは水滞です。

漢方de元気!Vol.17 最後までお読み頂きありがとうございました。

次回発信は、9月4日(土)です。

2010年8月22日日曜日

漢方de元気!Vol.16

☆ トピック二十四節気 【 処暑 】 ☆ 



天地始粛。暦の上では厳しい暑さがようやく静まる頃とされますが、
今年の日本の猛暑はまだまだ続きそうです。ここシンガポールも毎日
暑いですね。連日の暑さにバテていませんか?
溜め込んだ熱を出し切っておかないと、日本では秋の乾燥と相まって、
呼吸器のトラブルに繋がりやすくなります。次の季節を見据えつつ、
身体に溜まった熱や疲れをしっかりケアすることが、この時季の養生ポイントとなります。

***ピックアップ食材***トマト

☆身体に溜まった熱を冷まし、夏バテで低下している胃腸の働きを高め、
消化を促進してくれます。真っ赤な色の素であるリコピンには抗酸化作用があり、
ビタミンも豊富なので、紫外線でダメージを受けたお肌にもぴったりな食材です。
今の時季だけではなく、夏中通しておすすめしたいですね。
朝、水分補給代わりにトマトを1個まるかじりして出掛けるのも◎。
のどの渇きを潤しつつ、余分な水分は外に出してくれます。

【効能】 生津止渇 ・ 健胃消食
【五味】 甘酸  
【五性】 涼  
【帰経】 肝・脾・胃

○。薬膳的使い方。○

一物全体。種の部分にはビタミンCが、皮の部分にはリコピンが多く含まれています。
栄養的にはまるごと食べるのがおすすめ。お腹が冷えがちな人は、熱を加えてから
食べた方がよいでしょう。

漢方de元気!Vol.16最後までお読み頂き、ありがとうございました。

次回発信は、8月28日(土)です。

2010年8月16日月曜日

漢方de元気!Vol.15

気・血・水のバランスを整えて、健やかに過ごしましょう!

人間の体を形成している気・血・水って何?


気とは

生命(体)エネルギーのことでパワーのもと。
人体の全ての内臓、器官、組織などに活動力を与える働きを持っています。
気が足りないと疲れやすく、体力も気力も消化力も弱まって筋肉も筋力も
つきません。血や水が滞らずにうまく流れるのも、気の働きによるもの。
滞ると気滞という状態になります。

血とは

血液の働きのこと。
血は全身を循環して、内臓をはじめ、皮毛骨肉など、人体を形成する
あらゆるものに栄養を与えて、それらの機能活動を盛んにしています。
この血の流れが滞っているのがという状態。
老廃物の代謝が悪くなって体内に蓄積され、肥満につながりやすく
なります。

水とは

体内の血液以外の組織液(体液)のこと。
食べ物や飲み物が体内で消化吸収されて、体に利用されていく栄養分も
「水」に入ります。東洋医学では、気が体液を分泌し、それが血脈に注ぎ
こんで血になると考えられています。これがうまく循環されず水分が体内に
溜まってしまうと水滞という状態になります。


漢方de元気!Vol.15 最後までお読み頂き、ありがとうございました。

次回発信は、8月28日(土)です。

2010年8月8日日曜日

漢方de元気!Vol.14

薬膳の基本の続きです。

薬膳の基本 三、 五行説

五行説の五は、自然の変化や環境を「木・火・土・金・水」
の五つに分類してとらえたもので、「行」はお互いが関係
していることを意味します。

木をこすり合わせれば火が生まれ、火が燃え尽きると土
になり、土の中には金脈があり、金脈の中には地下水が
生じ、水は木を育てる。

逆に木は土から栄養分を奪い、土は水をせき止め、水は
火を消し、火は金を溶かし、金属は木を切り倒す。

このような自然の摂理は、木=肝、火=心、土=脾、金=肺
水=腎というように、そのまま人体に置き換えて考えてできる
のです。


薬膳の基本 四、 五味五性

五行説と関連して食物の働きを分類したのが「五味」。
肝=酸っぱい味、心=苦い味、脾=甘い味
肺=辛い味、腎=塩辛い味というように、味がそれぞれ
体の部位に作用して働きを補います。

そして「五性」は熱・温・平・涼・寒に分けた食材の特性。

熱性や温性の食材は体を温め、寒性や涼性の素材は
体を冷やします。

冬が旬の食材は温性のものが多く、夏が旬の食材は
涼性のものが多いのは、自然の摂理です。

漢方de元気!Vol.14 最後までお読み頂き、ありがとう ございました。

次回 発信は、8月14日(土)です。